阪神高速3号神戸線はなぜ混む?

東京圏の首都高速など、全国6都市圏にある都市高速道路のうち、最も渋滞する区間が、阪神高速3号神戸線のおもに神戸市内の区間です。

3号神戸線は、1号環状線に接続する阿波座JCT(大阪市西区)から、神戸市須磨区の月見山出入口付近に至る約40kmの路線で、その先は第二神明道路(NEXCO西日本が管理)に直結しています。

国土交通省が毎年発表している「渋滞ランキング」2016年版によると、都市高速では阪神高速3号神戸線「西宮JCT~第二神明接続部」24.9kmが下り、上りともにワースト1位と2位にランクイン。

混む理由は、下りは第二神明道路や、その先の神戸淡路鳴門道 垂水JCT付近で交通流が悪くなり、その車列が神戸線の西宮JCT付近まで延びてきます。平時においては、特に摩耶ランプ(神戸市灘区)からの流入車両が多く、生田川~摩耶間を先頭に渋滞が発生しがちなこと、

上りは深江ランプ付近の「サグ」(下り坂から上り坂に変わる箇所)が原因で、車速が落ちてしまうことです。上り線では、ここを先頭に渋滞が恒常的に発生しているほか、やはりGWなど多客期には、さらに第二神明道路・神戸淡路鳴門道へと車列が伸び、淡路島からずっと混雑することがあります・・・。

対策としては、第二神明道路を避け、神戸線から32号新神戸トンネルや31号神戸山手線を経由して、山側を通る7号北神戸線へ迂回することです。

ただ、当社の通行料金が均一制から対距離制に変わったこともあり、これら迂回ルートを利用すると料金が高くなってしまうケースがあります。また、新神戸トンネルや神戸山手線も、上り方面へは神戸線との合流部で渋滞しがちなので、時短になるとも言い切れない状況です。

どうしようもない時期は国道2号や43号をゆっくり行くよりないのですが、ご存知のようにこちらも混みます。目的地を早めに出発することを心がけましょう。

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